アメリカの視聴率測定がやばい!デジタル化時代の日本の今後を予想!

現在のテレビ業界では「視聴率」の影響力がいかに大きいのか、これまでもお伝えしてテレビっ子です。

そこで、今回は録画率や再生率をうまくカウントしてない現状がある一方で、アメリカではどのような測定が行われていて、それによって今後の日本のメディア業界での「視聴率」のあり方について調べてみました。

アメリカでの視聴率測定方法は?

アメリカでは視聴者が「ものを言う」のは当たり前で、日本以上に番組作りに対して、あーだこーだと注文をしてくるのは有名な話のようですね。

デジタル放送がアメリカでも開始されてから、視聴率の測定は非常に難しくなっているのはアメリカも同様で、そのためにもアメリカの独立機関であるCREが6つの課題を出しました。

(1)21世紀の測定開発

(2)テレビ視聴とインターネット視聴の統合

(3)自宅外視聴の統合

(4)ローカル地区視聴率調査のメーター化

(5)ポータブル・メディアの測定

(6)視聴の関わり方についての測定

これらについて、順番にみていきましょう。

(1)21世紀の測定開発

まず、(1)の21世紀の測定開発です。

VTRやDVDの普及で、リアルタイムで番組をする人が圧倒的に減ってきているのは間違いないと思います。

今後求められるのは、「トータルの番組視聴する時間」をカウントするにはどうしたらいいのか、というところに来ているのだと思います。

アメリカではすでに、ライブ視聴の視聴率に加えて、再生視聴率や、放送終了24時間以内に再生された番組の視聴率である「Live + Same Day」視聴率と、放送終了1週間以内に放送された視聴率「Live + 7Days」視聴率も測定されるようになりました。

日本ではまだまだ取り入れられてない指標ではありますが、様々な角度からの測定開発が行われるべきなのでしょう。

(2)テレビ視聴とインターネット視聴の統合

2つ目にテレビ視聴とインターネット視聴の統合です。

特に、youtubeなどの動画配信サイトを中心に、企業も自社でメディアを持つ時代になったことから、テレビを通しての視聴率測定だけではどこまで意味があるのか疑問視されているのです。

そこで、テレビとインターネットを連動した番組作りも進めていき、テレビとネット両方の視聴率をカウントしていくべきという課題が重要になっています。

アメリカのニュース番組CNNでは2005年からyoutubeとの連携も開始しており、トータルでの番組視聴を実際に行っているようですね。

日本ではNHKオンデマンドなどのようなネットで視聴できるサービスもありますが、加入者を増やすのか、増やさないのかという議論なのかなと思います。

つまり、日本では「トータルでの視聴率」という議論にはそこまで進んでいないのだと思います。

(3)自宅外視聴の統合

3つ目に自宅外での視聴の統合についてお話してきます。アメリカの大学生中心に「自宅外視聴率」の調査を実施したところ、視聴時間などもかなりの時間でカウントできることが発覚しました。

日本の大学生でも、自宅外の家(例えば友人・知人など)でテレビを視聴している方も多いのではないでしょうか。

その場合は、視聴率としてカウントしていないので、「正確な視聴率ではない!」という意見が出てきてもいいのかなと思いますが、あまり議論になっていないのはどうしてなのでしょうか。

(4)ローカル地区視聴率調査のメーター化

4つ目にローカル地区視聴率調査のメーター化についてです。

アメリカでは州ごとにテレビ視聴率もかなり異なっているとも言われています。そのため、10個の市場に分けて、テレビ視聴率も測ることを課題としているようですね。

日本の場合は、関東地区、関西地区を中心として、色んな地区でも視聴率の調査が行われていますが、以前からもお伝えしているように日本の視聴率を測定している世帯数は1000世帯のみです。

地区ごとに分けて統計を取るのはもちろんのこと、その「精度」についてももっと上げていく必要があるのかもしれません。

(5)ポータブル・メディアの測定

iPhoneやiPodのようなポータブルメディアが登場したことで、テレビのコンテンツなども移動しながら視聴できるようになりました。

アメリカでは「soloメーター」という機器を使用して、映像測定を実施しており、漏れがないように視聴率測定を実施しているとのことでした。

日本ではポータブルメディアのコンテンツがそこまで普及していないイメージもあるので、視聴率測定を実施していないと思われます。

まだまだテレビの視聴率を重要視しているのが影響しているのかもしれませんね。

(6)視聴の関わり方についての測定

最後に、視聴率を通じて、実際に各家庭とどのような影響を与えているのかということを測定していくという試みです。

電話アンケートなどを通じて、アメリカでは実際の視聴率と各家庭の「生」の声を聞くことで、メディア・ブランドの関わり方を調査しているというのです。

この結果を踏まえて、今後の番組作りに非常に役に立てているのは間違いないでしょう。

テレビっ子の感想:日本での視聴率測定はどうなる?

アメリカの視聴率測定がやばい!デジタル化時代の日本の今後を予想!, TVgrowapaceアメリカってごっつ日本より進んでるのはよーく、わかったわー!
アメリカの測定方法をを日本でも早速導入でしたらええんちゃう!?
それよりも、明日のデートが・・・
アメリカの視聴率測定がやばい!デジタル化時代の日本の今後を予想!, TVgrowapaceにゃん吉先生、明日のデート行けるといいね!

アメリカは日本よりも全然進んでるからなー。
視聴者がブチ切れる電話とか普通にかかってきそうだし!
そりゃ正確に測らないとぶち切れられるな。

アメリカでの視聴率測定についてお伝えしてきましたが、色々な角度から漏れがなく、正確に視聴率を取ろうとしている姿勢が感じられました。

視聴率を正確に取るだけではなく、その結果を踏まえて視聴者の声も聞いているので、より質の高い、視聴者に喜ばれる番組作りをしているのは間違いないと思います。

一方で、日本ではここまで正確に視聴率を計測しようとしていないのかなと思います。

それにも関わらず、日本では「視聴率絶対主義」のように、視聴率を取るための番組作りがなされていることが非常に気になりました。

地デジ化したことで、双方向通信が可能になるので、全世帯の視聴率測定ができるとも言われてますね。

もちろん、それだけではネットメディアなどの視聴率までは網羅できていませんが、より正確な視聴測定が行われることも期待したいと思います。

Sponsored Link

最後までお読みいただきありがとうございます♪
こちらの記事はいかがだったでしょうか?よろしければこちらの記事をSNSなどで拡散して頂けると、猫ともども跳び上がるほど喜びます♪
アメリカの視聴率測定がやばい!デジタル化時代の日本の今後を予想!, TVgrowapace
Tweet


関連するテレビ記事はこちら

視聴率という言葉が死語になる?今後の視聴率のあり方って?

これまでもテレビっ子は何度も「視聴率」についてお伝えしてきました。 その結論として、今後のテレビ業界では「視聴率」というものが「死語」となってしまうのかなあと予想もしています。 一体、どういうことなのか、視聴率編の最終章という位置づけでご覧頂ければと思います。 視聴率が死語になるってどういうこと? 視聴率が死語になる…

テレビっ子基礎編【初級編その1】テレビの視聴率はどう決まる?

当サイトをご覧になって、1流のテレビっ子になってもらうためにも、初級編その1として『テレビの視聴率』についてお伝えしていきたいと思います。 テレビ視聴にあたって最も重要な指標となるのがこの「視聴率」ですが、実はこの視聴率は驚くべきことに「たった1つの会社」と「たった1000世帯」の人間によって、決められているというの…

視聴率の調査の測定器を各家庭に設置するまでのステップ!

視聴率の測定は全国でも1000世帯にしか行われていないことはお伝えしてきましたが、「調査世帯に選ばれたい!」という人も多いようですね。 テレビ局などにはこういった問い合わせなども届いているようですが、実際に視聴率を測る世帯は「限られている」という現状があります。 今回は、視聴率測定するためにどのようにしたら選ばれるの…

録画率や再生率の真相!テレビ視聴率統計になぜ加わらないのか検証!

テレビ視聴率の歴史の中で最も議論されていることとして、「録画」ではないでしょうか。 1980年代にテレビ録画ができる「ビデオ」が発売されてから、常にテレビ局はこの「録画」の問題と戦ってきたといっても過言ではないと思います。 業界関係者の中で言われている「録画」を測定する割合を示す「録画率」も時々話題になっていますが、…

テレビ視聴率のサンプル数1000世帯は少ない?真相を検証してみた!

テレビ視聴率はビデオリサーチ社によって、全国で抽出された1000世帯を対象に、視聴サンプルをとっている事はお伝えしてきました。 そもそも、「数が少なすぎるのでは?」という議論はこれまでも言われてきましたが、はたして妥当な数なのでしょうか? また、1000世帯のサンプル数で、どのような影響があるのでしょうか? サンプル…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です